「私」は、ただ「反応」しているだけ。

アラフォー独身女子(彼女はいます)。「人生これでいいのか?」と思いながらも、「毎日楽しく暮らす」のが1番の望み。

美弥るりか様、退団なさるのですね・・・。

 

 

仕事終わりにポツポツとブログを書いていたときに、美弥るりか様の退団を知ってしまった。

もう続きを書けるテンションじゃないよね・・・。

 

『BADDY』がきっかけで美弥るりを知り、『エリザベート』で美弥るり演じるフランツを見てはじめてフランツに同情心が生まれ、美弥るり特集全6回を観るためにスカステに入会し。

美弥るりがいなかったら、今こんなに宝塚漬けの毎日を送っていたかどうかわからない。

 

とはいえ、最初は月組から見はじめたものの、今はすっかり宙組にハマり、1番好きな男役は、月城かなと→美弥るり→キキちゃん(芹香斗亜)→愛ちゃん(愛月ひかる)へと変わっている。

他には、ずんちゃん(桜木みなと)と和希そらくんと、もちろん真風さんと、紅さんと、みたいな感じで気になる人がたくさんいるという状態・・・。

今後もずっと揺ぎなく好きだろうなと思っているのは、ウエクミ先生と星風まどかちゃんだったりもする。

 

兎にも角にも、宝塚大好き状態なのだけど、今回の人事(?)には気持ちが沈んでしまいますね。どうしても。

 

大昔に読んだ宝塚本には、トップさんは退団が見えているからファンにとっては嬉しい一方で辛い気持ちにもなるけれど、2番手さんはこれからトップになるのがわかっているし最も心穏やかにいられる良い時期だなんて書かれていたけれど、今は本当にどうなるかわからないから基本ずっと心配なのですね。

 

落下傘トップの可能性もあるとか噂されていたけれど、本当に宝塚ってよくわからない。

 

トップの条件も謎。

美弥るりは、ビジュアルも華があるし、人気もあるようだし、芝居もできて、歌えて、ダンスのことはよくわからないけど恰好良いと思う。

 


音楽の授業ではじめて『ラ・ボエーム』を観たときに、ミミ役の人が、まだまだ十分に栄養を蓄えていて死にそうもない人で、すごく違和感があったけれど、その後、恰幅のいい蝶々夫人とかも観たりして、オペラって歌が歌えてればそれでいいんだな(ってそれが難しいのだけど)と納得して、今ではもう何とも思わない。

 

バレエだったら、まず容姿で残酷なくらい選別される。
日本ではスタートラインにも立てないなんてことはないと思うけど、突き詰めると避けられない要素なことは確かだと思う。
ギエムと親交が深いという先生に、ギエムが、日本で一生懸命努力しているバレリーナの中にバレリーナに向かないと思う体形の人がいるけれど、可哀そうでそんなこと伝えられないと言っていたと聞いたことがある。
バレエの世界にも明確な基準がある。

 


宝塚って本当によくわからない。

どの要素をとっても、これを極めればトップになれるというものがない。


先日、ライブビューで観た『アンナ・カレーニナ』もすごく良かったのにな。

終演後の挨拶も、組長のるうさんとのやり取りも、当たり前かもしれないけど悲壮感なんて全くなくて明るくて、これは退団の可能性はないっぽいっていうツイートもけっこう見たのにな。

 

 

昨日今日知ったような私が言えることなんてほんと何もないけれど、やり切った感はあるのかなと思う。

 

タカラジェンヌ=努力っていうくらいに、皆さんものすごく頑張っていて、宝塚を観ていると、私ももうちょっと頑張れるんじゃない?っていうか頑張るべきなんじゃない?という気持ちになることがあるけど、一般的には、やり切った、やれることは全てやったと思えたことがある人って少ないのではないかなと思っているのだけど(私が努力しなさすぎなのかもしれませんが・・・)。

 

吉田都が英国ロイヤルバレエ団を辞めるときに、後悔していることはない、その時々でできることは全てやって、常にこれ以上はできないってくらいやってきたから、というようなことを言っていて。
もうこれまでのようなテンションで臨めないからという理由で退団を決めたとのことだったけど、もうこれ以上は無理というところまで努力できる人って本当に凄いと思った。

 

一方、自分を振り返った時に、これ以上は無理って思ったことないなって(汗)。
もう嫌とかはあるけれど、無理って思ったことはないなって。


たまに、たいした努力をしていないのに、そんなに簡単に無理って思う人もいるんだと驚くことがあるけれど。

(やれることがまだまだたくさんあるのに、「もうこれまでか・・・」と思ったとまで言った人もいて、話を聞いたときには不謹慎にも爆笑してしまったけれど、本人も笑ってくれたので大丈夫なはず・・・)


これ以上は無理と思えるということは、これ以上ない努力をしたということで、誰もが味わえるものではないのだと思う。

 

 

まあ、美弥るりがこれ以上無理と思ったかどうかは、全くわからないわけではあるけれど・・・。

 

宝塚ってなんなんだろーーーなーーーーーとは思いつつも、美弥るりか様を清々しく見送りたいと思います。