「私」は、ただ「反応」しているだけ。

アラフォー独身女子(彼女はいます)。「人生これでいいのか?」と思いながらも、「毎日楽しく暮らす」のが1番の望み。

宝塚初心者のとりとめない会話⑤ ~続・くだらない編 ~

 

 

 

 

〈12月23日(日)私の部屋にて〉

 


(『トリプルアニバーサリー』を鑑賞)

 


K:あ、キキちゃん出てきた!悪い顔してる(喜)

 

私:うん。ふざける気満々の顔(喜)


(和希そらくんが挨拶直後、なぜか間髪入れずに「えぇ!?」と自分突っ込みする)

 

私・K:めっちゃ面白い!!

 

私:この人なんなん?

 

K:もう一回見よう!

 

私・K:・・・(再生)・・・・・・、笑!

 

K:これ、何回見てもおもしろいやつや(喜)

 

私:うん(喜)。和希そらくん、好きになったわ。

 

K:どんどん好きな人増えるね。

 

私:芸人さんだと少なくとも一呼吸空けるよね。なんで間髪いれずなん(笑)。この番組、「すごろく」と同じくらい良くない?

 

K:かなりいいね!

 

私:こういう番組もっと観たいね。

 

K:大すごろく大会とかやってほしいわ。

 

私:笑。ねえ、次2016年の『宝塚スペシャル』観てほしいんやけど。

 

K:えーーーー。

 

私:いろんな人でるし面白いよ。真風さんもキキちゃんも出るよ。

 

K:観る!

 

私:ねえ。轟さんって、Kが観てた頃からいたよね?

 

K:うん。たぶん高校生くらいのときに3番手やった。ルキーニやってたし。

 

私:で、Kと付き合いはじめた頃に、轟さんずっとトップみたいなことになってるって知ってた?って驚いてKに話したの覚えてる?

 

K:覚えてない。

 

私:何にも覚えてないな。

 

K:はい・・・。

 

私:Kと付き合い始めたのが10年前、轟さんの話をしてから少なくとも8年は経ってるからさあ、まだ健在ってびっくりすぎるよね。

 

K:とてつもなくすごいね。

 

私、失礼ながらどのくらい人気あるのかなって思ってTwitterで検索したら、昔のコメントとかじゃなくて、リアルタイムな感じで、ファンのツイートがあって現役感あったよ。

 

K:昔からのファンもいるやろうけど、それもまたすごいよね。

 

私:で、その中で、轟悠しりとりっていうのをしてる人がいて。

 

K:何それ?(笑)

 

私:轟悠からスタートして、どんどんジェンヌさんの名前でしりとりしていって、最後にまた轟悠で終わるっていう(笑)

 

K:めちゃおもろいな(笑)。みんなエネルギ―有り余ってるな。

 

私:好きっていう気持ちをどうしていいかわからないくらい好きなんやろうね。

 

K:そして、しりとり(笑)

 

私:でも、そういう人好きやわ。あ、みりお君の足、1人だけ変(笑)。みんな膝閉じてリズム取ってるのに、みりお君だけ、膝パッカパッカって開いてる(笑)

 

K:・・・(巻き戻す)・・・・・・、ほんとや!(笑)

 

私:こういうことがあると、ちょっと好きになってくるわ(笑)

 

K:そうやね。

 

私:どこかに笑いがほしいよね。本番じゃなくていいんやけど(笑)

 

K:気障はちょっと無理かな。

 

私:みりお君、べつに気障じゃないけどね。

 

K:まあね。

 

私:プライベートも気障な人は無理やよね。

 

K:無理やわ。

 

私:でも、遠くから見てる分には面白いよね。江戸では、気障は愛すべきキャラって位置づけやったみたい。まあ、私の江戸の知識の90%以上は杉浦日向子なわけやけど・・・。

 

K:へー。

 

私:粋は神で、大多数の人が野暮。

 

K:私はどれかな?

 

私:野暮に決まってるやろ(笑)。大多数は野暮。それでいいの。ねえ、私と付き合った頃、K、モテ期やったやん?

 

K:そうかな?

 

私:綺麗で優しい人といい感じになったけど、話が面白くないっていう理由で無理やってなったって言ってたよね?

 

K:そうやった。笑いがないと無理やわ。あと、2人とも自分から話題を出すのが苦手なタイプやったから、すぐシーンとしちゃって。

 

私:宝塚もどうしても面白い人を好きになっちゃうよね。

 

K:どうしてもね。

 

私:面白い必要なんてないんやけどね。他のファンの人たちってどんな感じなんかな?舞台以外のところ、けっこう重要な気がするけど。

 

K:どうなんやろうね。逆に、はしゃいでる人が苦手ってっていう人もいるやろうし。

 

私:なるほど!確かにね。

 

K:無駄話嫌う人もいるよね。

 

私:私らは無駄なとこばっかり好きになるよね(笑)

 

K:「えぇ!?」っていうの何回でも観れるし(笑)

 

私:レベルが低いことは間違いないね(笑)

 

K:うん。でももう楽しいからそれでいいわ。ね、いよいよ明日ライブビュー。

 

私:楽しみ♪今日は早く寝ないとね。

 

K:では、寝ましょう。

 

 


〈12月24日(月)〉


(満を持して、宙組ライブビューへ)

 

 

私:やー、楽しみね。

 

K:期待高まるね。ねえ、隣の年配のご婦人方、ファン歴長そう。越路吹雪って言ってる。それでいて、真風さんのことめっちゃ好きそう。

 

私:それってすごいことやよね。常に現役。あ!『宝塚スペシャル』でなんで『ろくでなし』歌うんかなー?って思ってたけど、そういうことかぁ。越路吹雪と言えばシャンソンって思ってたけど、宝塚出身やったね。問題児やったとかエピソード聞くよね。そういえば。

 


(『白鷺の城』終了)

 


K:みんな格好良かった!

 

私:うん!あっという間やったね。星風まどかちゃんも良かったね。妖艶なところも良かったし、最後ニコニコではけていったところも良かったね。

 

K:松本先生、めっちゃ出てた(笑)

 

私:うん、こんなに出るとは思ってもみなかったわ。

 

K:でも、松本先生好きやろ?(笑)

 

私:好き!キャラ仕上がりすぎなところがたまらなく好き。友近が物真似しそうじゃない?

 

K:「お待ち」って言ってたね。「お待ち」

 

私:録音で(笑)

 

K:「お待ち」(笑)

 

私:真似したいだけやん(笑)。ねえ、松本先生も自分のこと「あたし」って言うやん?宝塚の「あたし」率の高さってなんなん?

 

K:けっこう言ってる人いるよね。

 

私:娘役で言ってる人いなくない?男役の人が言うよね。私の中では、「わたし」と「あたい」の間に「あたし」が位置するイメージやったんやけど。もちろん、「あたし」と「あたい」の間には越えられないくらいの壁があるけど。「あたし」って女寄りのイメージやったから。

 

K:うん、なんかわかる。

 

私:先月の月組ライブビューの最後のトークの時に、たまきちが「あたし」って言ったとき、ものすごい衝撃やったもん。でも、そのあと宝塚のトーク番組観ると、ちょいちょい聞く感じなんやよね。

 

K:娘役との差別化を図ろうとしてるのかな?

 

私:いやいや「わたし」って性別年齢関係なくない?「あたし」ってお芝居とか歌とかではまあ聞くよね。そのせいかな?あと、芸事やってる人とか、下町の人は、男でも「あたし」っていうイメージない?

 

K:ある。

 

私:そして恐ろしいんやけど、私、「あたし」に違和感がなくなってきてて、あれ?私って「あたし」って言ったりもしてたっけ?よくわからないってなってきてしまってるんやけど、私、今までずっと「わたし」って言ってたよね?「あたし」って言ったことないよね?

 

K:たぶん・・・、言ったことないと思う。

 

私:こわいわー。たまきちが「あたし」って言ったときに衝撃を受けた感覚を忘れないようにしないと。感覚が狂ってくる。たまきちの「あたし」を聞いたときに「あたし」っていう人周りにいないし、確実に「あたし」って言ってた記憶がある人は西川峰子しかいないって思った記憶を忘れないようにするわ。好みがちょっと癖のある人が好きになるとかそういうのは感覚変わっても個人の問題やからいいけど、一人称が変わるって大事やよ。社会生活に関わってくる!

 

K:笑

 

私:私が「あたし」って言ってたら指摘してね。ほんとに!

 

 

(『異人たちのルネサンス』終了)

 

〈はま寿司にて〉

 


K:キキちゃん、めっちゃ格好良かったね。

 

私:でも私、途中睡魔に襲われてヤバかった。石壁(?)をバックに、話してるところ。もう話だけ聞こうと思って目を閉じて。ウエクミ先生も観劇中に寝ちゃいがちっていってたなー、ウエクミ先生―、でも寝たくないわーって思ってたら、星風まどかちゃんが登場したら、目がパチってなって、そこからはずっと大丈夫やった。

 

K:星風まどかちゃんも良かったね。

 

私:うん、なんかお花様みたい。品があるし。そしてさあ、退団式で真風さんが翔くんに話しかけてるとき、色気すごかったんやけど。

 

K:真風さん優しい感じやよね。やー、ほんと良かったわ。そして、愛ちゃん(涙)。

 

私:「宙組さいこー!」って言ってたね(涙)。ねえ、ライブビューって必ず千秋楽やん?毎回こんな切ない思いしんなんの?

 

K:ちょっと大変やね。

 

私:あ!どうしても言っておきたいことあるわ。なんか、籠で飼われてる小鳥がかわいそうっていう発想、やめてほしいわ!小っちゃすぎる籠は確かにかわいそうって思うけど、飼い鳥は急に自然に放たれたら高確率で死んじゃうから。それ虐待だから!逃げたとかいうのも、逃げたんじゃなくて、不注意で危険な外に出してしまった飼い主の責任だから。そんなに自然がいいって思うなら、お前が一生野宿しろ!って思う。

 

K:私に怒らないでよ。

 

私:笑。ごめん。鳥を飼ってる者として熱くなってしまったわ。

 

K:宝塚の話するの楽しいね。

 

私:うん。でも、あーだこーだあーだこーだ言われるジェンヌさんたち、本当に大変やね。

 

K:ほんとうそうやね。

 

私:こんなに語り倒して言うのもアレやけど、ほんとうに私たちのことは気にしないでほしいわ。気にする必要ないですよ。お気になさらずーって言いたい。

 

私:いやいやほんとに。私たちが喋ってることなんて壁打ちと同じやからね。

 

K:そうやねー。そしてまあ、私たちはくだらないことしか喋ってないしね(笑)

 

私:ほかのファンのみなさんの素晴らしい考察とは全く違うよね(笑)なんなん私たち(笑)

 

K:でも楽しいね。

 

私:うん!

 

 

 

〈帰宅後、それぞれの部屋にて電話〉

 


私:いやー、2泊3日ありがとう。

 

K:こちらこそ。帰ってから、真風さんと愛ちゃんの『キャトルdeトーク』レンタルしてしまったわ。

 

私:すごいねあなた!(笑)あれだけ宝塚三昧でまだ・・・。どうしたん?

 

K:愛ちゃんのこと考えたら、居ても立っても居られなくなって。

 

私:あー、わかる。私は翔くんのこと考えて涙ぐんでたわ。

 

K:翔くん?なんでまた?

 

私:いつも死んでもいい!って思うくらい真剣に取り組んできたって言ってたやん?そんなに好きな世界を去らなきゃいけないって、切なすぎるやろ。紫苑ゆうが宝塚に戻る前も、ときどき紫苑ゆうのこと思って何とも言えない気持ちになったりしたもん。大好きな世界にずっといられないってつらいよ。

 

K:専科の道もあったと思うけど。

 

私:いろいろ事情があるんやろうけどね・・・。って、昨日知ったばっかりの翔くんなわけやけど(笑)『トリプルアニバーサリー』の司会も良かったね。昨日見といたから、舞台で翔くんのことわかってよかったわ。いい役やったね。

 

K:うん、見せ場の踊りもよかったね。

 

私:話は尽きませんが・・・。

 

K:恐ろしいことに(笑)

 

私:『腐女子のつづ井さん』の中で、オタクになると作品とかのことばっかり考えて、オタクになる以前の記憶がなくなるっていう説あったけど、ちょっとわからん?私たち今までどんな話してたっけ?ってならん?

 

K:ちょっとわかる気するかも・・・。

 

私:前は、何それ?そんなことある?って思ってたけど・・・。こわいわー、宝塚、ほんといろいろこわいわー。

 


・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

えー、こんなとりとめのない会話をお読みくださって、ありがとうございました!もし、①~⑤までお読みくださった方がいらっしゃいましたら、なんか謝りたいくらいの気持ちです(笑)。本当にありがとうございました!!

 

 

私と彼女は、どちらかといえばけっこう自己肯定感の強い方の人間で、付き合って数年は、お互いの成熟レベルが同じであるということに注目していたのですが、あるとき、未熟レベルも同じなのではないかと思いはじめました。

 

ショーンKの経歴詐称が発覚し、ショーンKの昔のあだ名が「ホラッチョ川上」だと知った私たちが、2夜連続「ホラッチョ」の話で盛り上がったときに、未熟度合いも合っているのではないかという予想が確信に変わりました。

 

こんな馬鹿な話に付き合ってくれる人を見つけるのは、至難の業なのかもしれません。感謝の気持ちを忘れずに、彼女を大切にしていきたいと思います。

 

彼女の名誉のために申し添えさせていただくと、彼女は働きながら大学院に通って研究をしていたりする非常にしっかりした人です。

 

一方、私の方はといえば、彼女に「文鳥と一緒やね(本人は忙しそうにしているけど、のんびり過ごしている)」と言われてしまうような生活を送っています(汗)

 


これが今年最後のブログなのかと思うと、こんなはずではなかったのだが・・・という思いにもなりますが、このブログのタイトル通り、本当に『「私」は、ただ「反応」しているだけ。』なのです。

 

今は、宝塚に反応しまくっていますが、ブログをはじめた当初は、こんなに宝塚のことを書くことになるとは思いませんでした(他の皆さまと違ってレベルがアレですが・・・)。これから一体どんなことに反応していくのかは私にもわかりませんが、来年もまたお付き合いくださるととても嬉しいです。

 

では、皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。