「私」は、ただ「反応」しているだけ。

アラフォー独身女子(彼女はいます)。「人生これでいいのか?」と思いながらも、「毎日楽しく暮らす」のが1番の望み。

「1年以上使っていないものは捨てる」のは、おかしいと思う。

 

 

だいぶ間が空いてしましました・・・。

 

部屋の内装が完成したものの、気に入らないところをやり直してもらったり、家具を運び入れたり、どこに何を置くか悩んだり、色の合わないものは塗装したりetc。

「あと少し、あと少し」とつぶやきながら、コツコツと作業しておりました。

 

完成まで、あと少しです・・・。

 

 

そんな状況の中、何度も思ったことがあります。

 

それは、「捨てなくて良かった!」ということ。

 

 

断捨離やシンプル生活といえば、よく聞くフレーズが、

「1年以上使っていないものは、捨てなさい」

 

 

今回のリフォームに際して、何年も捨てずにとっておいたものが大活躍しているので、

1年という短い期間に大きな疑問を持ちました。

 

 

まずは、母の判断で処分せずにとっておいたもの。

・ミシン台(コンソールの代用として使います。)
・茶箪笥
・小ぶりの棚2つ

 

母の実家の整理をしなくてはならなかったときに持ってきたものですが、

それから3年以上は経っています。

一応使ってはいましたが、なくても全く困らなかったものです。

 

大きな家具なので、これらがなかったら、一体いくら出費が増えていたのかと恐ろしい・・・。

 

 

私がマンションのトランクルームに押し込んでおいたものも、思いがけず日の目をみることになりました。

 

・折り畳み式ちゃぶ台(アパート時代から5年以上の時を経て、空いた和室で利用されることになりました。なんとこのちゃぶ台、私が大学生活をはじめるにあたって買ったもので、実家に戻ってからも使い、アパートへの引っ越しでも使い。マンションに引っ越すにあたって来客が多かった時のためにトランクルームにおいておいたものの、交友関係の狭さゆえパーティーは開かれずそのままだったものです)

 

・大きなクッション(これもアパート時代から5年以上のときを経て)

 

・電子ピアノ+台(文鳥のスペース確保のために、より省スペース仕様の電子ピアノに買い替えたため、トランクルームで復活の予定なきまま3年は経っていたもの)

 

・中学校で作った椅子(これは仕事場でずっと使っていたので、一見ブランクはなさそうですが、中学から大学卒業までの7年くらいの時を経てから大活躍。何度も釘を打ちなおし18年間使ってきたけど、今回のリフォームでついにお払い箱かと思いきや、新しい部屋に似合うように塗りなおしたら予想外に良い存在感で、これからは座るためではなく、主に飾りとして活躍する予定)

 

・アイアンのバスケット(こちらもマンションに引っ越してから使ったり使わなかったりで、使わなくなってから1年以上は経っている。このたび新しい仕事場のトイレに居場所がみつかりました)

 

・しっかりした箱やバスケット(頂きものが入っていたのを何かの際にととっておいて、ちょっとした収納の際に利用。1年以上は余裕で経っている)

 

 

番外編として、今年の冬に上から水を入れられるタイプの加湿器を買った際、ネットで買ったものの気に入らなくて1度も使わなかったデカンタが、水差しとして大活躍しております。

デカンタとしては武骨だったけれど、水差しとしてはOK。

いずれ花瓶として使うかもと思ってとっておいたものが、予想外のところで日の目をみることに。

このデカンタも購入から3年以上は経っています。

 

 

1年どころじゃないほどの時を経て大活躍する物たち。

 

私は整理整頓大好きなので、けっこう物を捨てるのにも躊躇がない方ですし、定期的に持ち物をチェックするのは身についているのですが、判断の基準は、「1年以上使っていないもの」なんていう乱暴なものではないなと、しみじみと感じています。

 

 

あくまで私個人の人生においてですが、環境が大きく変わるのは、だいたい3年~5年に1度という気がしています。

 

いつだってず~っとこのままの生活が続くような気がしているのに、振り返ってみると、なんだかんだ変化が訪れているのです。

 

1年を振り返ったくらいでわかることって、少ないのではないでしょうか。

そして、この先を見通すこともやっぱり難しいのではないかと思います。

 

 

私は27歳くらいのときに、むしょうに昔持っていたキキララの小引き出しが欲しくなったことがありました。

 

幸い、小学生の頃の私がいらないからと祖母にあげたものがまだ祖母宅にあるのを見つけ、「それ私のだったよね」と言うと快く譲ってくれ(とんでもない孫ですが・・・)、しばらくは自分の部屋に飾っていたのですが、またいらないと思ってしまい・・・、でもさすがにまた祖母にあげるわけにもいかずしまっていたのが、なんと10年の時を経て、またキキララの小引き出し好き!と思って、今の部屋に飾っております。

 

10年前も今も、ユーズドでも2,3千円はしているので、捨てなくて良かった!とまたしても思うのでした。

 

 

何を処分して、何を残しておくかというのは、本当に難しいことです。

 

物にはもう拘らない、なんでもいい!と思いきってしまう方法もあるのでしょうが、

私はそれってなんてつまらないんだろうと思ってしまうようなタイプの人間なので、

一喜一憂しながら物と関わっていきたいなと思っています。

 

程度というものはありますけど、所有できる力があるのなら、無理に捨てなくてもいいのではないのかなと思います。

 

 

物事は単純にとらえた方が楽ですし、人は楽を好むものですが、単純なことって思考停止につながって危険だと思いますので、面倒でもちゃんと自分の頭で考えてやっていかなければならないなと思う次第です。