「私」は、ただ「反応」しているだけ。

アラフォー独身女子(彼女はいます)。「人生これでいいのか?」と思いながらも、「毎日楽しく暮らす」のが1番の望み。

続・食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べたい ~痩せたいと悩む方々へ~

 

前回から間が空いてしまい申し訳ありません。
今回の記事を待っていてくださった方、いないんじゃないかなぁ?と悲しいことを考えながらも、引っ張った手前、恐縮しきりです。

 


さて、本題ですが。
いかにして、有り余る食欲を抑え、食べ過ぎで増えた体重を5㎏ほど落としたのかという話です。

 

 

痩せたいという思いでダイエット関連の本を読む中で、いくつか心に響くものがありました。

ダイエットをやめようと思わせてくれ、結果的に痩せることができました。

(それらの本をご紹介できればいいのですが、タイトルも著者名も何もかも忘れてしまいました・・・。本当に申し訳ありません。)

 


最も私心に響き、納得させたのが、キットカットの話でした。

 

キットカットは、皆さまご存知かと思いますが、チョコのお菓子です。

毎日、キットカット1枚分のカロリーを余分にとると、1年で10㎏太る計算になるけれど、1年で10㎏も体重が増える人なんてそうそういない。
身体は自然に、食べ過ぎたら次の食事では食欲が落ちるようにして、繊細に体重をコントロールしている。

そんな話でした。


当時の私は、カロリーを非常に気にして計算ばかりしていましたが、結果今より5kgは太っていました。

人為的にコントロールしようとしていたために、自然に備わっている能力が発揮できない状態になってしまっていたのだと思います。

苦労した分報われればいいのですが、失敗しているという・・・。

身体に任せておけば、特に努力しなくても緻密に計算してくれるものを・・・。


この考え方は、非常に説得力があり、自分の至らぬ頭とひ弱な精神力で体重をコントロールしようなんてとっても難しいことで、失敗する確率の方が高くって、何にもしない方がマシなのだということがわかったのでした。

 


他には、医師の方が書いた本で、痩せて悩んでいる人に、どうなっても責任はとれないけれど、ダイエットをしたら太れますよとアドバイスして、実際にこれまで太れなくて悩んでいた方が、食欲がとまらない状態になってしまったという話も忘れられません。
それまで食に感心が薄くて毎日献立を決めるのが難しいくらいだった人が、何でもかんでも美味しそうに見えるようになったということでした。


変に食事を制限してしまうと、身体の反発がすごいのでしょうね。


糖質抜きなんて無茶苦茶なのでは?と思ってしまいます。
不自然なことはやめておくに限ります。

 


また、こんな本も響きました。

それを書いた方はとても太っていて、長年太っていることを悩んでいたけれど、あるとき、その悩みは2つに分けられることに気づいたそうです。
それは、「太っている」ことと、「太っていることを悩んでいること」だと。
太っていることはどうにもできないかもしれないけれど、太っていることを悩んでいることはやめることができるのではないかと思ったと。


確かに、ダイエットのことを考えている時間とエネルギーは相当なものだと思います。

その方は、ダイエットを気にせずに、本当に食べたい物を食べるようにしたそうです。
そしたら、脂っこいものばかり食べていると、さっぱりした野菜などが食べたくなるようになり、それまで食べたいとは思わなかった低カロリーのものも自然と食べたくなるようになったのだそうです。


昔、関根勤が、ポテトチップスを食べるときは、途中でやめられなくなるから、あらかじめ奥さんに途中でとめてくれるよう頼むというエピソードに共感しまくりでしたが、今は、ポテトチップスを食べてもいい加減のところで美味しくなく感じるようになりました。


本当に味わって食べると、美味しいと美味しくないの境目がわかるようになります。

そもそもポテトチップスをしょっちゅう食べたいと思わなくなりました。冷蔵庫に食べかけのポテトチップスがず~っと残っていたりします(冷蔵庫に入れるとしけらなくていいですよ)。

 

あと、ポテトチップスは異様に腹持ちがよく、次の食事までにお腹が空かなくて面倒なので食べないようになったというのもあります。

 


ダイエットをしていると、食べたいけど我慢するということ以外に、今そんなに食べたくないけど食べるということがあります。


〇時以降は食べちゃだめだから今のうちに食べておこうとか。
時間を空けて食べるより、食事といっしょにデザートも食べた方が吸収されにくいから、食後すぐに食べようとか。


今後食べないようにするから、今食べておかないとと思うと食べ過ぎてしまいます。

後で食べた方が美味しいから今はやめておくとか、楽しみは後にとっておこうと思うと、結局食べないということもよくあります。


食べないようにと思っているときほど、これが最後だと思い、食べる機会が増えてしまいます。

 


食欲旺盛なときは、食事の量を減らす=我慢だと思っていましたが、ただお腹が空くまで待って食べる、満足したらやめるだけなので、辛いことは一切ありません。

お腹が空いてから食べた方が美味しいですし。

 

また、しっかりと空腹を感じてから食べた方が、適量で満足すると感じました。

よく、飢餓状態になって、食べ過ぎてしまうとか、カロリーが吸収されやすいとか言われていますが、私の場合は、あまりお腹が空いていないときの方が、どこで止めていいのかよくわからず、惰性で食べつづけてしまう気がします。


例えカロリーが吸収されやすくて、実際に脂肪として蓄えられたとしても、お腹が空いてから食べることにしていれば、余分にとったカロリー分だけお腹が空くまでに時間がかかるというだけで、我慢して空腹に耐える必要はありません。

欲求のままに食べたり食べなかったりするだけです。

 

 

今付き合っている彼女と出会った頃、私はまだカロリーを気にしていました。

彼女は痩せていて、食べたいものを食べたいときに食べていました。

ガツガツ食べていたかと思うと、急にお腹いっぱいになってピタリと箸が止まります。

その様子に影響されました。

 

彼女にカロリーオフ商品をすすめたら、カロリーオフは不味いからと言って選ばなかったこともすごく印象に残っています。

当時の私は迷わずカロリーオフのマヨネーズを選んでいましたが、今では赤いキャップのスタンダードなタイプを選んでいます。

確かに、美味しいです。

そして、そのせいで太るとかはもちろんありません。
適量以上食べると気持ち悪くなってきますから。


カロリー0の寒天ゼリーも買わなくなりました。
美味しい美味しくない以前に、カロリーがないなんて食べてもすぐにお腹が空いてしまうので、この役立たずが!という気持ちにさえなるようになりました(笑)

 


そうそう、太っている人に、「どうして食事をするのですか?」と質問すると、「美味しいから」だとか、「自分へのご褒美」だとか答えるけれと、痩せている人は、「お腹が空くから」と答えると読んだことがあります。

本当にその通りでした(私は別にすごく痩せているというわけではないのですが)。
「お腹が空く」から食事をする。
これを守っていれば、不必要に太ったりしません。


ただただ、お腹が空いたら、そのときに食べたい物を食べる。
余計なことを気にして、食べたくないものを食べると、たとえ満腹になったとしても満足できなくて、結果食べ過ぎてしまいます。


お腹が空いたら、食べたいものを食べる。

とても単純で簡単なことです。

ダイエットしたいけれど抑えきれない食欲に困っている方には、本当におすすめです。

 


もしお腹がいっぱいになっても食べたいのだとしたら、ストレスがあるのではないかと思います。
しかし、ストレスをなくすことは難しいにしても、それを生きるために必須の「食事」で解消しようとすることはリスクが高いのではないでしょうか。

ゲームしたり、寝たりした方がマシというか。

食事以外のことで何とかしたいですよね。

 

食べる元気があるのなら、他でストレス発散するエネルギーは十分あると思います。

たぶん、ダイエットの悩みを2つに分けた方が書いたのではなかったかと思いますが、有り余る食欲があるということは有り余るエネルギーがあるということなのだ、という言葉も印象に残っています。

自分って元気なんだと思ったとき、なんだか嬉しくなったことを覚えています。

 

あれもこれも食べたいと思い、時にわざわざ買いに出かけて(今ではそんな面倒なことをしてまで食べたいとは思わなくなりました)、大量に食べて(今ではそんな元気はありません)。

あの頃、元気だったな!と懐かしくさえあります。

 

 

最後に。

身も蓋もないことを言ってしまえば、体重なんて自分しか気にしていないものです。

友人知人の体重なんて正直どうでもいいです。

太っていようが痩せていようが、好感度に変化はありません。

ということは、太っていようが痩せていようが自分の価値はそんなに変わらないということです。

 

体重をどうにかするより、姿勢を良くした方がよっぽど印象に影響があると思います。

おまけとして、姿勢を保つ筋肉は大きくカロリーも消費しますので代謝も上がって良いことづくめです。

 

そうやって自分を励ましながら、さいしょは恐る恐る食べたいものを食べたい時に食べたいだけ食べてみることにしたのでした。

 

結果、いわゆる普通体形です。

 

私のこの経験がどなたかのお役に立つことができたなら、とても嬉しいです。

長文をお読みくださり、ありがとうございました。